私の母はいつも正月になると自分の娘が大学生でもない時から箱根駅伝をいつも楽しみにしていました。
子供の頃はその気持ちがよく分からなかったのですが、自分が大学生くらいになったら面白くなりましたw
毎年のように母が食い入るように見ているテレビをちらちらと見ていたのですが、いつも出てくる言葉ってあるんですよね。
でも私は一生懸命見ていなかった事が多かったので横流しして聞いていることが多かったのですが、よくよく聞くとなんだっけ?
ってことばって結構あります。
今回は私が実際「あれ、なんだっけ?」って調べてみた箱根駅伝の分かりにくい言葉を紹介しますね!
箱根駅伝で分かりにくい言葉
繰り上げスタート
まずこの言葉を聞いたら、良くない状況である、と理解しましょう!
というのは、中継所というのがありますが(中継所の説明は下で!)そこまでに到着した時間がトップの走者から決められた時間以上離れていると、
「もう待ちませんよ!」
というサインがでて、今走っている人がゴールする前に次の走者がスタートしてしまうことを言います。
ちなみに、
トップ走者が中継所を通ってから
往路では10分以上
復路では20分以上
遅れをとったら繰り上げスタートいうことになります。
そして、繰り上げスタートになってしまった走者はタスキの色が変わってしまいます。
白タスキと言われる、黄色と白のストライプのタスキをかけることになります。
このタスキはゴールまで引き継がれることになるので、ちょっと屈辱的ですね。
往路と復路
簡単に言っちゃうと、行きと帰りですw
1日目は大手町から芦ノ湖まで行くのでこれが往路
2日目は折り返し地点の芦ノ湖から来た道を戻っていくので復路
ということになります。
なので、出発地の大手町に選手たちが帰って来てゴール!!という形になります。
中継所
中継所とは、次の走者が待っている所です。
私は初めこれを聞いたとき、テレビ局が中継している場所なのかと思っていました(笑)
でもよく考えたらカメラさんは中継所にいるので当たってるのかな?
この中継所では、走っている人が次の走者へとタスキを渡します。
中継所がどこにあるかというと、
- 鶴見
- 戸塚
- 平塚
- 小田原(往路)
- 小田原(復路)
とあります。小田原の中継所は往路と復路でちょっと違うところにあります。
区ってなに?
中継所はタスキを渡すところというのは分かりましたが、じゃあ、1区とか2区とかって中継所とは違うの?
とこんがらがってしまいがちになります。
が
走る区間の呼び名
です。
分かりやすいように説明すると
往路
●1区=出発の大手町から鶴見の中継所まで
●2区=鶴見から戸塚の中継所まで
●3区=戸塚から平塚の中継所まで
●4区=平塚から小田原の中継所まで
●5区=小田原から芦ノ湖の折り返し地点まで
復路
●6区=折り返し地点の芦ノ湖から小田原(復路)中継所まで
●7区=小田原から平塚中継所まで
●8区=平塚から戸塚中継所まで
●9区=戸塚から鶴見中継所まで
●10区=鶴見中継所からゴールの大手町まで
となります。
基本的に中継所から中継所までの間だと思えばOKです。
復路の一斉スタート
復路で一斉スタート??
とちょっと疑問に思うかもしれません。
一斉にスタートしちゃったら意味ないじゃん!って思うかもしれませんが、ほぼ正解です(笑)
まず往路で一位だった大学がスターを切ります。
そして、2位から10位までが往路のゴールの時間差でスタートします。
そして。。。。
1位が出発してから10分後に残りの大学がすべて一斉にスタートするのです。
ある意味往路でかなり下位になってしまった大学は復路で挽回できるチャンスだとも言えますね!
なので、復路だけものすごい早いチームが居れば、トップとの10分の差もかなり縮めることだって出来ちゃうのです。
とはいえ、10分の差はかなり大きいのでいきなりトップを追い抜くということは至難の業だと思いますが。
それにしても面白い仕組みですよね!
シード権
この言葉は箱根駅伝が始まったころと、終わりのころによく聞く言葉です。
なぜかというと、シード権というのは大会で10位までに入った大学が次の大会に参加できる権だからです。
シード権=次の箱根駅伝に参加
なので、
箱根駅伝が始まると、
「去年のシード権獲得した●●大学が」
とナレーターの人が言う事が多く、
箱根駅伝の終わりには
「●●大学、シード権獲得です!」
と言うフレーズを10回聞くことになります(笑)
ごぼう抜き
ちょっと面白い響きですよねw
思わず野菜のごぼうを思い出してしまいます!
実は、これは
一人の走者が一気に何人も抜き去っていった
ということを表現しているのです。
大学のエースがとても速い人で、いきなりどどどど―っと抜かしていくのも箱根駅伝を見ているので楽しい部分です。
そういった選手は「区間賞」をもらいます。
選手なら一度はやってみたい「ごぼう抜き」ですね!
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六郷橋
1区のポイントとなる場所が六郷橋です。
なので、この言葉を1区でよく聞くことになります。
六郷橋は1区の後半に位置しています。
何故ポイントなのかというと、この六郷橋の下り坂でバランスを崩しやすいんです。
中継所まですぐ近くなので、六郷橋の下り坂でタスキを渡す前に挽回したいところです。
権太坂
権太坂は2区にある難所です。
なので、2区を走っているときにテレビでこの名前が流れます。
権太坂は2区の後半に位置しています。
なが~い上り坂になっています。
しかし、この権太坂でごぼう抜きをする選手も良く見かけるので、2区は必ずチェックしましょう!
箱根湯本駅
箱根湯本駅は5区にあります。
テレビで箱根湯本駅の名前が聞こえたら大抵は5区を走っています。
箱根湯本駅を過ぎたところから本格的な上りが始まるので、ポイントとしてテレビでも説明されることが多いと思います。
この5区、山登りと言われるくらい傾斜のある上りなのだそうです。
かなり辛そうですね(汗
まとめ
以上、箱根駅伝を見ていておや?と思った言葉を調べてまとめてみました。
中継所ってなんとなくわかっていたような気がしても、実際分かってなかったり、こうやってちゃんと調べると一斉スタートとか、繰り上げスタートとか考えた人ってすごいな、と思いました。
往路優勝、復路優勝、総合優勝ってだから分かれているのか、というのも納得。
前は最後に勝てばいいだけじゃないの?
なんてシンプルに考えていましたが、大学によっては復路で挽回出来るチャンスがあるわけです。
面白いですね!
以上を踏まえたうえで、新たに箱根駅伝を楽しみたいと思う私でした。