原題「The Next World」邦題「ジーザスと名乗る男」 アメリカでの評価 8.6/10
10話のあらすじ(ほとんど詳細)とネタバレです。
心して見てください。
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尚、訳は私がしているので、テレビの訳とは多少異なることがあると思います。
10話のあらすじ(詳細)
リックが食料調達へ出かけるために着替えていたら、バスローブのままのミショーンが歯磨き粉を持って帰って来て欲しいと頼む。
彼らは右目に眼帯をつけたカールと話をしている。カールは大分体調が戻ってきたようだ。
ダリルはデニースの物資調達リストをチェックしながら、なんでオレンジソーダが欲しいのか聞く。
デニースは2週間もの長い間を食料調達に出かけるタラを驚かせるためだと説明する。
ユージンはリックとダリルが食料調達へ出発する際にゲートを開ける。
そしてユージンは「ソルガム」は「知られざる凄い穀物」であり、絶対取ってくるべきだと、農植物店への地図を渡す。
車の中でリックは今日こそ新しい人や食べ物を見つける日だ、と言うが、ダリルは「ここ何週間も見つけていない。そうとは思えないけど」と水を差す。
それに対抗してか、リックは車の中にあったCDを取り出す。
とっさにダリルは
「うわ、やめて、やめてくれ」
と拒む。
しかしそれを楽しむかのように横目でCDをオーディオに挿入しノリノリのリックだった。
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アレクサンドリアでは、ミショーンが壁の上に立って自らガードをしていたが、スペンサーが森の中へシャベルをもって入っていくのを見る。
そこでスペンサーを追うことにする。
マギーはユーニッドが独りで居ることを見つけ、ユーニッドに「いつも助けてくれたのはあなた」とお礼を言う。
そして優しく語り掛ける。
「話がしたかったらいつでも言ってね」
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リックとダリルはソルガム納屋の中にトラックを発見する。トラックを開けるとそこには大量の食料があった。
リックはこのトラックを運転して街へ戻り、後で車を取りに戻ってくることを提案。
アレクサンドリアへの帰り道、リックとダリルはガソリンスタンドへ何かないか立ち寄ることにした。
ダリルは自動販売機が地面に裏側になって横たわっているのを見つける。
持ち上げようとしたが、重くて持ち上がらない。
ダリルのアイデアで、2人はトラックと自動販売機にチェーンをつけて、自動販売機を表側に回転させた。
するとマスクをした男が突然、リックとダリルに突っ込む。驚いた二人は男に向けて銃を構える。
その男は抵抗する様子はなく、11体程のウォーカーから逃げてきたから気をつけろ、と言う。
リックが自分たちの名前を名乗ると、彼は自分の名前を「ポール」と名乗る。そして彼の友達から付けられたあだなは「ジーザス(神野郎)」だ、と自己紹介する。
リックは「今まで何人のウォーカーをやっつけてきた?」と彼らをメンバーへ入れる「テスト」を始めたが、ダリルがこれを取りやめさせる。
ダリル「こいつはだめだ」
「神野郎」なる男は、ウォーカーが迫ってきて焦っているのか、いささかと去っていった。
リックはあの男は何か怪しいと言う。なぜなら、彼は髭もちゃんと手入れしてあるし、清潔にしているからだ。
何かあるのかもしれない、と「神野郎」の後をつけた方がいいか話し合いをしていると、いきなりガソリンスタンドの背後で銃声の音がした。
しかし、それはゴミ箱の中にあった爆竹で、仕掛けられた罠だったことに気が付く。
「トラックに鍵つけたままだった!」
と急いでトラックの方へ駆け戻ったが、「神野郎」が自動販売機がチェーンでついたままのトラックで走りさった直後だった。
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森の中ではスペンサーが寄ってくるウォーカーにげんこつで立ち向かおうとしていた。
そこへミショーンが現れウォーカーを始末する。
スペンサーは自分だってウォーカーを始末することができる、と主張する。
ミショーンはスペンサーに何で森へ入って来たのかと聞く。
スペンサーは「自分の分担が終わったから散歩をするんだ。みんな知らないだけだよ。君が第一発見者だ」と言う。
ミショーンはスペンサーに
「あなたのお母さん、ディアナは私に何がしたいのか考えなさい、と言ったわ。今はね、何であんたがシャベルを持って森に居るのかが知りたいのよ」
と言い、スペンサーについて行くと主張する。
一方少し離れた森の中ではカールとユーニッドが二人で歩いていた。
ユーニッド「なんで私たちいつも街から出てきちゃうんだろう」
カール 「それは僕らが子供だからだよ。それが子供のやる事さ」
ユーニッド 「私は子供じゃないわ」
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リックとダリルは道の真ん中に自動販売機が転がっているのを発見する。
ダリルはディスプレイを壊して、オレンジソーダとスナック菓子をかばんに詰め込んだ。
ダリル「これはドクターからの特注なんだよ」
一瞬リックとダリルに笑みが浮かぶ。
そしてまた走り出す。
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カールとユーニッドが本を読み始めると、物音が聞こえた。
ユーニッドは隠れ、カールは銃を構えたが、その物音がミショーンとスペンサーだったことに気づきほっとする。
ユーニッド「もう森には出かけたくないわ」
カール「そうだね」
そしてカールは自分の持って来たものを片付け街へ帰ろうとする。
森を通り抜けていると、カールとユーニッドは1体のウォーカーがちょっと先に居るのを見つける。
カールはそのウォーカーをミショーンが来る前に始末しようと思い、そのウォーカーをじっと観察する。
しかし、ウォーカーを見たカールは少し変な顔をする。それを見たユーニッドもウォーカーを見る。
すると、ユーニッドの表情が変わる。とっさにユーニッドはやっつけようと構えるが、カールは「殺しちゃだめだ!」と叫びそのウォーカーを自分の方へとおびき寄せる。
ユーニッド「何で?始末しなきゃ駄目よ!」
カール 「君には分からないよ。先に家に帰れよ」
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リックとダリルは「神野郎」に追い付いて、捕まえるが、神野郎(ジーザス)は動きが素早く、しかも格闘能力が高く、かんたんにリックとダリルを振りほどく。
が、銃を構えた二人には太刀打ちできなかった。
リックは「神野郎」を縛り、「縄はそこまできつく縛ってないからそのうち縄を解けるよ」と言いトラックに乗り込む。
ダリルは穴が開いて気が抜けてしまったオレンジソーダの缶を投げる
「のどが渇いたときのためにやるよ」
また平和に戻ったかのように見えたが、トラックを運転していると突然音がし、神野郎がトラックの屋根にいることに気づく。
リックはトラックを急停止させ、神野郎を地面に転がり落とす。
リックが付近にいたウォーカーをやっつけている間、ダリルは「神野郎」の後を追いかける。
しかし、結局2人はトラックのなかで揉み合いになる。
「神野郎」は運転席にあった銃を手に取りダリルへ向ける。
ジーザス(神野郎):「しゃがめ!」
ダリルは一瞬とまどったが、言われるようにしゃがんだ。
すると神野郎はダリルの背後にいたウォーカーに向かって撃った。
お礼を言いながらも神野郎を殴るダリル。
そのとき「神野郎」がアクセルを踏んでしまい、トラックは池の中に入ってしまう。
神野郎(ジーザス)はそのときにトラックに巻き込まれ気絶。
トラックはみるみるうちに池に飲み込まれ沈んでしまう。
ダリルは気絶している「神野郎」に止めをさそうとしたが、リックに「こいつはお前をウォーカーから助けたんだ」と言われ、しぶしぶやめる。
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ミショーンとスペンサーはカールがウォーカーから去っていくところを見る。
スペンサーはすかさずナイフを取り出す。
しかし、ミショーンが見たそのウォーカーは
ディアナだった。
ミショーンは涙をこらえ、スペンサーは涙を流しながらディアナの頭にナイフを突きつける。
そしてスペンサーは言った。
「だから俺は森をうろうろしてたんだよ」
しばらく後、スペンサーは墓のための穴を掘る。
ミショーンは彼の友達や家族はまだアレクサンドリアにいるんだと励ます。
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ダリルは気絶したままの「神野郎」を後部席で監視し、リックがアレクサンドリアへ向かって運転した。
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家ではミショーンがカールに、ディアナをあんな風に煽るのは危険すぎると非難する。
カール「仕方がなかったんだ。彼女を葬るのは彼女を愛するもの(スペンサー)じゃなきゃ駄目だったんだ。僕じゃ駄目だったんだ。でも、君に何かあったときには僕の番だ。」
感動するミショーン。
そしてミショーンはカールを抱きしめた。
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ダリルとリックはアレクサンドリアへ向かっていた。
ダリル「お前が前に、コミュニティーにはもう新メンバーは入れないって言った事は正しいと思う」
リック「いや、俺が間違っていた。おまえが言ってたことの方が正しいよ」
リックとダリルは医務室のデニースの元へ「神野郎」を連れて行く。
しばらく後、ダリルとリックは気絶したままの「神野郎」をタウンハウスの地下室へと連れて行き、紙と水を残して閉じ込めた。
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民家ではリックとミショーンがソファーに横たわっていた。
リックはミショーンに連れて来た男の事、ダリルが見張っているということを簡潔に述べるが詳しいことは述べなかった。
ミショーンも今日はいろいろありすぎてちょっと一息必要だ、と同意した。
リックはミショーンに自動販売機から取ってきたミントを歯磨き粉のかわりに渡す。
お互い笑いあっていたが、次第に指が絡み合い、そしてキスをする。
その後、リックとミショーンはベッドで愛を分かち合う。
しばらくたって、二人はベッドで横たわっていた。
しかし、その幸せな雰囲気も一瞬で凍りつく。
そこには「神野郎」が入ってきたのだ。
服を何も着ていないまま武器を構えるリックとミショーン。
そしてヤツは言った。
「話し合いがしたい」
>>>>>続く>>>>>
考察・まとめ
- リックとダリルが食料がいっぱい入ったトラックを見つける
- リックとダリルがガソリンスタンドで男に会う(名前はポール、しかし、リックとダリルは「ジーザス(神野郎)」と呼んでいる)
- スペンサーが森でうろうろしていた
- イーニッドとカールが2人で森へ出かけ、ウォーカー化した「ディアナ」に出会う
- スペンサーがディアナを葬る
- トラックは池(沼)に沈んでしまう
- リックとダリルがポール(ジーザス・神野郎)を街へ連れ帰る
- リックとミショーンが愛し合うことに
- 見張られていたはずのポール(神野郎)が突然ミショーンとリックの前に現れる
新キャラ
感想
じつは、私も気になっていたんです。ディアナの存在を。
前回出てこなかったんで、あれー?と思っていたんですが、実は歩き回って森まで行っちゃってたんですね。
スペンサーが何で森をうろうろしていたのかまでは気づきませんでしたが、そういう事だったんですね。
前回も家族の悲しい話でしたが、今回も悲しい!
ディアナは偉大な存在ですね。今でも。
その次にどびっくりしたのは、リックとミショーン!!!!
そう来ちゃうんですか!どうなの?
これはかなりやられました(笑)。全く考えてもいなかった展開です。
唖然としてしまいましたわ、私。まーーーミショーンも今まで何の音沙汰もなかったですからね。
そろそろ愛が芽生えても良いということなんですか。というより、こないだ愛する人を失くしたばっかじゃん、リック!
ちょっと早すぎんじゃないの??なんて突っ込みも入れてみたくなりましたが、カールが心許せるミショーンの存在が温かかったのでしょうか。
アトランタ人、人種を超えた愛。やったね!
そして、この2つの大事件の背後になってしまいましたが、新登場のポール。私は訳的に、「神野郎」が一番似合ってると思ってそう名づけたのですが、日本語字幕ではどうなるのでしょうね?
日本語字幕を見ることはできないので残念ですが(アメリカ在住です)、だれか分かったら教えてくださいw
この「ジーザス」がどうやって訳されるのか知りたい。
いいやつなんだか、悪いやつなんだか全く検討がつきません(今のところあまり良さそうじゃないけど)
これからの展開もどきどきですね!