ミュージカル映画として、ウエスト・サイド・ストーリー以来の
ヒットと言われている映画「ラ・ラ・ランド」
日本でも話題になりました。
とても幸せそうなカップルが踊っているのが広告で印象強いのですが、
その中身はどうなのでしょうか?
アカデミー賞を総なめする勢いのノミネートの数ですが、
実際の評価や感想、そして衝撃な結末(最後)のネタバレと感想も紹介します。
ラ・ラ・ランドの予告
予告を見るだけでも映像が素晴らしいのが分かりますよね!
予告では二人が出会って幸せにしているような感じが印象に残ります。
カラフルで、とてもユニークな感じも伺えますね!
作曲、歌、撮影、衣装などが真っ先にノミネートの名前として
出ているのは納得です。
ラ・ラ・ランド の意味は?
タイトルだけ見ると、楽しそうにラ・ラ・ラと歌っているからそういう名前なのかな?
と思ったのですが実際は違うようです。
ラ・ラ・ランド を英語にすると
LA ・LA・LAND になります。
そこから考えられることは以下です。
★カリフォルニア州ロサンゼルス
★現実離れした世界、おとぎの国
★現実から遊離した精神状態
この話の舞台は、ロスアンゼルスです。
映画を見る前では現実離れした世界や現実から遊離した精神状態っていうのが
よくわからなかったのですが、
これは見ればこの3つがうまく組み合わさったタイトルだというのが
よく分かります。
そして、カラフルで美しい映像もその世界をとても美しく描いて居ると思います。
ラ・ラ・ランドのあらすじ
舞台はアメリカのカリフォルニア州にある、ロサンゼルス。
この大都会には役者やミュージシャンになりたい若者が住み、日々レストランで働きながらオーディションを繰り返す。
女優を目指すミアもその1人だった。
ミアは映画スタジオのカフェで働きながら日々オーディションを受けていた。
しかし芽は一向に出ず、オーディションでは落ちてばかり。
そんな日々だったが、ある日ミアが立ち寄ったバーでピアノ演奏者の
セバスチャンと出会うことになる。
セバスチャンもまた夢を追う青年の1人であり、いずれは自分の店を持って
本格的なジャズを演奏したいと思っていた。
二人は徐々に恋に落ちていく。
季節は流れ、セバスチャンが生活のためにピアノ演奏者として
雇われたバンドがなんと成功する。
しかしそれにともなって二人の生活はバラバラに。。。
ラ・ラ・ランドの主要キャスト
エマ・ストーン (ミア役)
1988年11月6日生まれ、アメリカ・アリゾナ州出身の女優。
2007年にTVシリーズ『Drive』のキャストメンバーとなり、
またコメディ映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』で映画デビュー。2012年には超大作『アメイジング・スパイダーマン』に出演し、人気女優の仲間入りを果たす。
2014年には続編『アメイジング・スパイダーマン2』の公開が決定。
彼女のフェミニンなルックスやファッションセンスは、女性ファンたちからの支持が高い。
私生活では、スパイダーマンで共演したアンドリュー・ガーフィールドと2011年より交際していたものの、2015年に破局。
実は、同じエマでも、エマ・ワトソンが始めにこの役をオファーされていました。
が、エマ・ワトソンは美女と野獣の映画を優先し、こちらの映画のオファーを断りました。
エマ・ワトソンバージョンも見てみたいな〜なんて思いますが、
エマ・ストーンでの笑顔はとても印象的だったし、
彼女なりの魅力が満載でとても良かったと思います。
ライアン・ゴズリング (セバスチャン役)
1980年11月12日生まれ、カナダの俳優。
2004年公開の『きみに読む物語』の大ヒットで一躍スターとなった。
2006年公開の『Half Nelson』でインディペンデント・スピリット賞主演男優賞を受賞。
更にアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
私生活では、共演者のサンドラ・ブロックや、レイチェル・マクアダムスとの交際暦を持つ。
また、ビバリーヒルズのモロッコ料理レストランを経営している。
ライアンはこのラ・ラ・ランドのために3ヶ月間ピアノを一日2時間、週6日みっちり練習しました。
歌は昔から素質があって、ミッキーマウスクラブにオーディションで合格しました。
そしてなんとあのアイドルグループ、バックストリート・ボーイズにもその歌唱力のために
誘われたこともあったそうです。
歌声もステキですが、あのピアノを弾くライアンの姿がとてもセクシーだな、と思いました。
「ラ・ラ・ランド」のアメリカでの感想に「つまらない」が多い?
ネット上ではどこを見ても評論家やセレブ、日本の有名人も絶賛しているという
この「ラ・ラ・ランド」、私がこのタイトルを作成したのには理由があります。
わたしことまみんぼ(MAMI)はアメリカ在住年が多いため、フェイスブックの
大半が英語のコメントがいっぱいだったりするのですが、
私のフェイスブック友達のある記事に私の目がとまりました。
それはこの「ラ・ラ・ランド」に関するコメントでした。
その人によると
「ラ・ラ・ランドってなんであんなに騒がれてるのか分からない。はっきり言ってつまらなくて寝ちゃったわ」
という感想でした。
そしてその人のコメントにはなんと、80%の人がその意見に賛成していたのです。
(反対意見もありましたが)
気になったので、アメリカでは一体どんな感想が多いのだろう、と調べてみたところ
いつも私が利用するサイト、
Rotten Tomatoによると
批評家が93点
一般が85点
と、両方共良い得点ではありますが、
やはり批評家と一般では感じる温度差がちょっとある感じでした。
それでは一般の人の評価はどんな感じかというと
⇓⇓
これ、一番始めのページなんですが、
見て分かるように結構評価の差が激しいですよね。
この下に更に★5つの感想が沢山続いていますが、
全体的に評価が高い、低いの差がある印象です。
評価が高い人は
美しい、 素晴らしい、 演出と言い話といい素晴らしい
最後にはびっくりさせられた。これぞ歴史に残るミュージカルだ
と大絶賛ですが、
評価の低い人は
単調な部分が続いてつまらなかった。
話が面白くない
女性向けすぎる
バカバカしい
と、どちらかと言うと話のストーリー性に対して
納得がいかない、と言った感じですね。
どうやらこの映画は好き嫌いはっきりと分かれる映画のようですね。
おまけ映像! 主演2人の生収録バージョン
ネタバレに入る前にこちらもどうぞ!
こちらは編集されてないお二人が歌っている様子が見れます。
*限定公開ということで、見れなくなるかもしれませんので、ご了承ください。
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ネタバレつき感想
ネタバレもしますので、ここを読む場合は気をつけて下さい。
まず、私はこの物語はハッピーエンドだと思っていました。
ポスターも予告もハッピーな恋人をアピールしています。
恋愛の展開としては、思ったよりも情熱的セクシーというよりは、
ドキドキするような、初デートを思わせるような、古典的なノリだったと思います。
ちょっと古風なイメージもかもちだしていたので、
ミュージカルだしクラシックぽく持って行ったのかもしれません
(まぁ、携帯の音で音楽が止まる、という現代らしい展開もありましたが)
私の場合はオンラインで視聴したので、画面が小さくて
途中ははっきり言って眠くなって、正直15分くらいはトータルで
寝てしまった部分があります(笑)
結構途中スローなんですよね。
思ったよりも曲とダンスの割合が少ないようにも感じました。
ただ、これは映画館で見ればもっと鮮やかで綺麗なのだろうな、とも思いますね。
でもしっかり鮮やかな踊りと歌の部分では目が冷めましたけどw
話的にはすごくシンプルなので
実際映画の始まり15分と終わりの15分を見ればだいたい全て分かってしまいます。
いや〜ジャズの音楽が心地よくてついついw
この映画のストーリー性はほとんど最後に持って行った感じですね。
で、ネタバレしますと、
この仲良さそうなカップルにもピンチの時がやってきます。
そして、女優をあきらめようとするセバスチャンが彼女にチャンスのプレゼントをします。
やがて時は過ぎ。。。
ミアがオーディションに受かり、あちこちに彼女のポスターが街に張られているのが分かります。
お互いが成功を遂に掴みました!
そして
ミアは結婚し、子供も生まれ幸せそうに過ごします。
その結婚相手はセバスチャンではありませんでした。
どうやら5年程の時が流れていたようで。
そして、
車の渋滞から、バーに行こうと言う話になり、
ミアと旦那は二人でバーに行きますが、
なんとそこにはジャズバンドが演奏していて、
ピアニストはセバスチャンでした。
ミアが始めに気づき、そしてセバスチャンも気づきます。
セバスチャンの妄想の中ではハッピーエンドな二人の様子が
楽しく華やかに流れます。。。
が
現実は違う。
バーを旦那と共に出ようとするミアが出口で振り向いた時に
セバスチャンと見つめ合います。
そして、セバスチャンのその悲しげな表情は
やさしい微笑みに変わります。
そしてミアも微笑み返しをしてバーを去って行きました。
終わり。
という流れでした!
この展開は意外!!
ハッピーエンドだと思って安心して見ていたひとも
やられた〜〜〜!!!
と思ったことだと思います。
なんか、せつなすぎてやりきれない気持ちになりました。
例えば ウェストサイドストーリーとかも衝撃な展開がありますが、
やはり、ミュージカルには何か衝撃な展開があるものなのかもしれませんが。。。
感想としては、この映画はワタシ的には割りと好きです。
ただ、画像描写や映像のセンスはとても素晴らしいと思いますが、
やはりストーリーが弱いかな〜と思います。
あと、この話は現代のアメリカ人にしてはちょっとプラトニックチックというか、
有り得無さそうな感じなのがいただけないかなという部分もありますね。
もっとクラシック風を薄くして現代風にしても良かったかな、と。
私は女性ですからこういうタイプはOKなんですが、
これ男性にとってどうなんでしょうね?
という疑問も持ちましたね。
いずれにせよ、この映画は大画面で見るのがおすすめですね!